沖縄意見広告運動キャラバン中国・岡山
4月13・14日、沖縄意見広告運動四国・岡山キャラバンが行いました。今回は、山城博治キャラバン隊隊長が参加し、各地で賛同を訴えました。
初日は移動のみで、翌日の14日に坂出グランドホテル一階ルクソールで「直ちに辺野古工事の中止を!沖縄意見広告運動inかがわ」が全港湾四国地方本部坂出地方労働組合連盟の協賛にて開催されました。
この日は、統一地方選後半の公示日と重なり参加者は63名にとどまりましたが、参加者の半数は青年たちで沖縄平和行進の事前学習会を兼ねているため、真剣な表情で報告を聞く姿に、次世代を担う活動家が育つ素地ができていると胸が熱くなりました。
集会は、主催者である全港湾四国地本の橋崎委員長の挨拶から始まりました。「沖縄の今の現状を巻き返していかなくてはならない。沖縄の厳しい現状はこの坂出の現状と似ています。厳しい現状を行政が何もしない。これは政治が悪いと思っています。他人事ではないのだ、と考えて安倍政権を打倒していきたいと決意しています」と挨拶がありました。
●国策である関生弾圧 危険性は市民にも…●
そして、沖縄意見広告運動の小林さんから「10期になる沖縄意見広告運動ですが、前期は一万五千名の賛同を獲得できました。しかし、これまで中心的に牽引していた全日建関生が弾圧を受けています。この団のリーダーの西山さんも現在勾留されています。それだけではなく一組合員がビラを配っただけで逮捕勾留されました。このようなことを認めては労働組合だけでなく市民運動も何もできなくなります。この弾圧は関生だけのものでは決してないのです。正確な情報を見分ける目を養っていただきたい」と挨拶しました。
そして、愛媛から参加された辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会協同代表の阿部さんから「共に土砂搬出を止めましょう」と力強い発言がありました。
●米軍基地があるが故 沖縄の県民が犠牲に●
次に山城博治さんから「全港湾が辺野古に土砂は送らないんだと決議してくれたことに沖縄の民衆は大変感謝しています。辺野古では埋め立てが始まりました。政府は、あたかも『埋め立てが始まったのだから反対する市民が何をやっても止められない。だから諦めろ』という姿勢で強硬的に工事を進めています。
しかし、『あの綺麗な自然豊かで希少生物のいる海になんてことをするんだ』という怒りの声を、全世界に向けて発信していることになります。徐々にではありますが、沖縄の闘いが全国に広がっています。
そして、沖縄ではまたしても米軍人による殺人が起きてしまいました。ここまで侮辱されて黙ってはいられません。これからも辺野古から声を上げ続けていきます。安倍政治を変えるには選挙しかありません。野党共闘をしっかりして地域で選挙戦を闘い抜きましょう」と発言されました。
【 くさり5月号より 】